◆インストール後一番最初のお仕事ユーザ作成
Solarisの場合ユーザのホームディレクトリは、/export/home/ユーザ名ディレクトリに作成しアクセスが あると自動的に
/home/ユーザ名ディレクトリをマウントするオートマウント機能を利用したユーザホームディレクトリの管理を推奨しています。
この場合/export/home/ユーザ名ディレクトリはローカル内である必要なくネットワークを介入したファイルシステムを利用することもできます。
この機能によりネットワーク上のどのマシンにログインしても同じホームディレクトリを使用できる環境が 構築できます。
Solraisをインストールするとデフォルトでautomountdデーモンが起動し/homeディレクトリ下を管理しているため、直接/home下にディレクトリを作成できないのでユーザホームディレクトリをオートマウントで利用したいと思います。
/etc/auto_masterの設定確認
# Master map for automounter
#
+auto_master
/net -hosts -nosuid,nobrowse
/home auto_home -nobrowse
← /homeディレクトリ下をアクセスする時は、 /etc/auto_homeファイル参照しマウントする事を意味する。
/xfn -xfn
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/etc/auto_homeの設定
# Home directory map for automounter
#
* localhost:/export/home/&
← ユーザのホームディレクトリは、 ローカルの/export/home下のディレクトリをマウントする。
+auto_home
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useraddコマンドでユーザの登録
useradd -u 1001 -g 101 -c 'Yoshikazu Saruta' -d /export/home/saruta -m \ -s /usr/bin/ksh saruta
-u 1001 ← ユーザID1001番
-g 101 ← グループID101番
-c 'Yoshikazu Saruta' ← コメント
-d /export/home/saruta ← /home/sarutaは直接作成できないので/export/home/sarutaで ホームディレクトリを作成する。
-m ← ホームディレクトリを作成する。
-s /usr/bin/ksh ← ログインシェル
saruta ← ログイン名
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usermodコマンドでユーザホームディレクトリの変更
usermod -d /home/saruta saruta
-d /home/saruta ← オートマウントのマウントポイント/home/sarutaに変更する。
saruta ← ログイン名
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